コラム

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遺言のススメ

 

 

「遺言なんて私には必要ない」と考えている人にこそ、知っていただきたいデータがあります。

 

司法統計を見てみると、調停が成立した「遺産分割事件」は、平成23年度で7892件―――遺産額に注目してみると、一番多いのは「遺産1000万円超~5000万円以下」の3,571件で全体の約45%、ついで「遺産1000万円以下」が2,470件で全体の約31%となり、両方で全体の約76%にものぼります。

 

「財産なんてほとんどないから、もめるはずがない」という考えは要注意です。

実際に相続人間で争って調停にまでなっているのは、ほぼ遺産5,000万円以下の案件だということがお分かりいただけたはずです。

5,000万円以下の資産だと、マイホームを持っている方ならすぐにクリアしてしまうラインではないでしょうか。つまり普通のご家庭こそ、相続でもめる可能性が高いということになります。

 

「我が家はみんな仲がいいから、遺産争いが起きるはずがない」と考えておられる方もいるかも知れません。

現在まで当センターにご依頼いただいた相談を検討していくと、元々は仲が良い親子・ご兄弟でも、ライフステージが変わることによって、関係が変化していくことがあります。

そしてそれが、遺産分割協議のときに明るみになることが意外と多いのです。

例えば兄・妹のご兄弟で、今までは兄は実家の家業を継ぐし、兄が全て相続すればいいと考えていた妹の場合、ご結婚や出産をされて新たな家族ができると、相続の際の夫からの助言で気持ちが変わったり、子供の将来を考えると少しでも蓄えがあればと思うようになり、遺産を少しあてにする気持ちが出てくることは、十分に理解できるところではないでしょうか。

 

相続はもめるのが普通なのかも・・・と思って、仲の良い子供たちがもめないように準備をしておくのが親の優しさなのかもしれません。

相続でもめないようにするには、やはり遺言を残すことが重要なのではないかと思います。

最近では遺言を残す方が少しずつ増えているようで、書店でも「遺言作成キット」などが並ぶようになりました。

書き方、方式、変更の方法など、遺言にはたくさんのルールがあります。

またコラムでも、遺言の書き方などについて分かりやすくふれていきたいと考えておりますが、「気になるから今すぐ書きたい!」という方は、お気軽に無料相談をご利用ください。皆様にあったご提案をさせていただきます。

 

2013年9月6日

司法書士 李

 

相続に関するよくある質問